ポリオ患者向け食事ガイド:たんぱく質増加と糖分制限のポイント

エンジルウッド病院・メディカルセンターによると、2009年時点で米国には約180万人がポリオを克服して生活しています。ポリオ患者は、運動不足で体重が増えることや、エネルギーが足りずに手間のかかる食事を作れないことを心配することがあります。食事を改善するための基本は、たんぱく質を増やし、糖分の摂取を控えることです。食事内容を変える前に必ず主治医に相談しましょう。

たんぱく質を増やす

エンジルウッド病院は、ポリオ患者が満腹感を長く保ち、複合炭水化物への欲求を減らすために、たんぱく質の摂取を増やすことを推奨しています。たんぱく質は血糖値を安定させ、エネルギーを高める働きがあります。

朝食にたんぱく質を取り入れると、1日を通してエネルギーが持続すると報告されています。特に起床後すぐに、16gのたんぱく質を含む食事を摂ると、着替えや日常動作に必要なエネルギーが確保できます。

体重に応じて1日約70gのたんぱく質を目安に摂取しましょう。脂肪分が少ないたんぱく源としては、カッテージチーズ、卵白、低脂肪牛乳や豆乳、ヨーグルト、サーモン、豆腐などがあります。

糖分を減らす

ベンジャミン・サンドラー医師が著書『Diet Prevents Polio』で指摘したように、ポリオ流行期に糖分が高いと症状が悪化しやすいとされています。腹痛、頭痛、倦怠感、めまい、過度の発汗などが代表的な症状です。また、デンプン質の多い食事は血糖値を低下させ、ポリオ症状を誘発しやすくなります。

糖分は短時間のエネルギーは提供しますが、たんぱく質のように持続的なエネルギーは得られません。むしろ血糖値の急上昇と急降下(いわゆる「シュガークラッシュ」)を引き起こすため、注意が必要です。

炭酸飲料やキャンディーなどの甘い食品は控え、白いパン・パスタ・米は全粒粉や玄米に置き換えるとよいでしょう。

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