パーキンソン病の主な兆候と症状

俳優のマイケル・J・フォックスが自身の闘病体験を公表し、パーキンソン病への関心が高まっています。本稿では、パーキンソン病に伴う代表的な症状を分かりやすく解説します。

振戦(しんせん)

最もよく知られる症状は、制御できない手足の揺れです。パーキンソン病協会によると、患者の約70%がこの症状を経験します。主に体の片側の手や足から現れ、使用していないときに顕著になるため「安静時振戦」と呼ばれます。

運動症状

パーキンソン病は主に運動機能に影響します。歩行時に筋肉が硬直したり、脳からの指令に対する反応が遅くなるため、動きが鈍くなります。この遅い動作は「徐歩(ブレイディキネジア)」と呼ばれ、日常生活に支障をきたすことがあります。

気分・情緒の変化

多くの患者が不安やうつといった情緒面の問題を抱えます。これは身体症状への不安や生活の変化が原因となることが多いです。

記憶障害

軽度の言葉の思い出しにくさから、食事や入浴など日常動作を忘れる重度の認知症まで、記憶障害は幅広く現れます。パーキンソン病患者の約3割が認知症を発症するとされています。

疼痛

筋肉の硬直や関節の摩耗により、筋肉痛や関節痛が生じます。また、脳からの神経性の痛み(神経性疼痛)を訴える患者もいます。

消化器系の問題

食べ物を胃腸へ送り出す筋肉が弱まるため、消化が遅くなり便秘が起こりやすくなります。さらに、膀胱の筋肉制御が低下し、尿失禁や頻尿といった排尿障害も見られます。

以上がパーキンソン病に伴う主な症状です。早期に症状を把握し、適切な治療やサポートを受けることが重要です。

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