ALSエクササイズ
ストレッチングエクササイズ
2007年6月に『Neurology』誌に掲載された研究によると、毎日のストレッチと継続的な筋力トレーニングがALS(筋萎縮性側索硬化症)の進行を遅らせることが示されています。関節・筋肉・腱・靭帯を柔軟に保つことで、筋肉が硬直しにくくなり、運動しやすくなります。疲れや体力が低下して自分で伸ばせないときは、理学療法士や介護者に手伝ってもらいましょう。痛みや弱さを感じる部位(例:腕や首)を中心に伸ばすと効果的です。
- 首のストレッチ:首をゆっくり横に倒し、耳を肩に近づける動作を左右交互に行う。顎を胸に向けるストレッチも同様に行う。
- アームサークル:腕を体側にまっすぐ伸ばし、前方に5回、後方に5回円を描くように回す。
筋力トレーニングエクササイズ
研究参加者が週3回、軽いウェイトを用いた筋力トレーニングを実施した結果、筋機能の低下が12%抑えられ、生活の質が16%向上しました。ただし、過度な負荷は筋肉を損傷する恐れがあるため、医師や理学療法士と相談しながら、適切な重量と強度で行うことが重要です。疲労や痛みを感じたらすぐに中止し、常に軽いウェイトで行いましょう。筋力トレーニングが難しい場合は、ヨガやピラティスを代替として検討してください。
有酸素運動(カーディオ)エクササイズ
ALSの初期段階では、毎日の散歩が推奨されます。低衝撃の有酸素運動は心肺機能を保ち、心理的なメリットも提供します。歩行は足、心臓、肺の筋力維持に役立ちますが、極端に暑い・寒い環境での運動は避けてください。
泳ぎやエアロバイクも有効です。運動前に5〜10分程度の軽いエアロビクスで体を温め、無理に強度を上げないようにしましょう。十分な水分補給を忘れず、運動後に筋肉痛が残らない程度に調整してください。
