手の震えの種類と原因

震え(トレモア)は、意図しない振動運動です。手や頭、声帯など体の様々な部位で起こりますが、最も目立つのは手です。ほとんどの人はごく軽い手の震えを経験しますが、ほとんど気づきません。ストレスや疲労、過剰なカフェインやタバコの摂取などで一時的に震えが顕著になることがあります。震えが数週間以上続く、または増強する場合は、何らかの基礎疾患が関与している可能性があります。

震えの主な3タイプ

  • 静止性震え:手が安静にしているときに起こり、動かすと消えることがあります。
  • 動作性震え:針に糸を通すような細かい動作中に現れ、手を休めると消えることがあります。
  • 姿勢性震え:コーヒーカップを持つなど、一定の姿勢を保っているときに現れます。

震えを引き起こす疾患

  • パーキンソン病:脳の運動中枢が障害され、手や体全体の震え、筋強直、歩行障害、動作緩慢がみられます。
  • 多発性硬化症やジストニア:中枢神経系の異常により震えが生じます。
  • 甲状腺機能亢進症:姿勢性震えを引き起こすことがあります。
  • 糖尿病による末梢神経障害:手足の神経が損傷し、震えが出ることがあります。

震えを引き起こす外傷

  • 脳の運動中枢への外傷や脳卒中:手の震えを誘発します。
  • 脳腫瘍:中枢を圧迫し震えが生じます。
  • 腕や肩の神経損傷:筋力低下とともに震えが現れます。

震えを引き起こす薬剤・薬物

  • ステロイド、アンフェタミン、リチウムなどの処方薬。
  • 過度のアルコール摂取や禁断症状、薬物離脱。
  • 水銀中毒:中枢神経や末梢神経を障害し震えを引き起こします。

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