パーキンソン病の主な症状と特徴

パーキンソン病は中枢神経系の変性疾患で、運動機能や日常生活にさまざまな影響を与えます。主な症状は以下の通りです。

1. 休止時振戦(レストティング・トレマー)

安静にしているときにリズミカルに手や腕が震えるのが典型的です。最初は片側の手から始まり、徐々に他の部位へ広がります。

2. 運動緩慢(ブラディキネジア)

動作が遅くなり、ボタンを留める、歩くといった日常的な動作が時間がかかり、困難になります。

3. 筋肉の硬直(リジディティ)

筋肉が硬くなり、関節の可動域が制限され、痛みや不快感を伴うことがあります。

4. 姿勢不安定(ポスチャル・インスタビリティ)

バランス感覚や協調性が低下し、転倒しやすくなります。直立姿勢を保つことも難しくなることがあります。

5. 歩行停止(フリーズ)

足が地面にくっついたように感じ、前に進めなくなる短時間の発作です。転倒リスクが高まります。

6. 発話障害

声が小さくなったり、単調になったり、言葉が不明瞭になることがあります。また、早口になることもあります。

7. 小字症(ミクログラフィア)

文字が小さく、ぎこちなくなるため、読む側にも読みづらくなります。

8. 無表情(マスクフェイス)

顔の表情が乏しくなり、まるでマスクをかぶっているように見えることがあります。

9. 認知障害

記憶力の低下、柔軟な思考の欠如、注意力の低下などが見られることがあります。

10. 睡眠障害

不眠、むずむず脚症候群、REM睡眠行動障害など、様々な睡眠関連の問題が報告されています。

11. うつ症状

脳内化学物質の変化や身体的制限が原因で、うつ状態が現れることがあります。

12. 自律神経障害

便秘、排尿障害、発汗低下、起立性低血圧(立ち上がったときのめまい)などが起こります。

症状の出方や進行速度は個人差が大きく、すべての患者がすべての症状を示すわけではありません。

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