運動失調の見分け方
運動失調(アタキシア)は「秩序の欠如」を意味する症状であり、単独の病気ではなく、さまざまな神経疾患に伴って現れます。高齢者に多く見られ、脳や脊髄の機能障害が原因となりますが、逆に運動失調の所見は診断の手がかりにもなります。
診断のチェックリスト
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歩行様式の観察
運動失調の患者は、止まったり不規則にリズムが変わる歩行や、片足に体重がかかりすぎるような不均衡な歩みを示します。これは小脳性失調を示唆します。
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立位姿勢の確認
小脳性失調では、バランスを保つために肩幅より広く足を開いて立ちます。足を閉じると姿勢が不安定になり、自然と足幅を広げ直すことがあります。
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横方向への偏りの有無
脊髄小脳性失調は、酔っ払ったような横方向への急なステップが特徴です。
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随意運動時の意図性振戦
手や体を動かす際に、目的の動作に合わせて震えることがあります。例えば、コップを取ろうとしたときに手が揺れる場合は運動失調が疑われます。
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足裏の強い踏み込み
感覚性失調では、歩行時にかかとをしっかりと地面に押し付け、足先で踏み出す「踏みつけ歩き」が見られます。
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ロムベルクテストの実施
患者に目を開けた状態で直立させ、片手を挙げて指差させた後、目を閉じさせます。目を閉じた瞬間に倒れた場合は陽性で、感覚性失調を示します。
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前庭性失調の症状確認
前庭性失調の患者は激しいめまいを訴え、嘔吐や悪心を伴うことがあります。
