肥満と肺疾患の関係

肥満とは

体格指数(BMI)が30を超えると肥満と診断されます。BMIが25以上30未満は「過体重」、BMIが40以上、または体重が100ポンド以上過剰な場合は「病的肥満」と呼ばれます。世界では約10億人が過体重または肥満と推定され、主な治療法は食事と運動による体重減少です。

肺疾患とは

肺疾患は、喘息、肺気腫、慢性気管支炎、肺がん、睡眠時無呼吸症候群、結核、肺炎など、呼吸器系に関わるさまざまな疾患の総称です。米国では死亡原因第3位、1歳未満の乳児・幼児の死亡原因の第1位となっています。

肥満が呼吸機能に及ぼす影響

BMIが高くなると体脂肪が増加し、呼吸筋に余分な負荷がかかります。その結果、呼吸筋の張力生成能力が低下し、心肺機能のバランスが崩れます。

喘息と肥満

喘息は気道の慢性炎症性疾患で、肥満者に多く見られます。研究者は、肥満患者の血中レプチン濃度が高く、レプチンが喘息の発症に関与すると指摘しています。体重減少によりレプチン濃度が低下し、症状が改善することが報告されています。また、ノルウェーで21年間にわたって13.5万人を追跡した研究では、BMIが1ポイント上がるごとに男性は喘息リスクが10%、女性は7%増加することが示されました。研究は、肥満と喘息の関連は食事や喫煙よりも肥満そのものに起因すると結論付けています。

COPDと肥満

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、慢性気管支炎と肺気腫を含む呼吸障害です。COPD患者は運動不足になりやすく、肥満になるリスクが高まります。肥満と筋肉量減少はCOPDの予後悪化につながり、心血管疾患のリスクも同時に高まります。

まとめ

肥満は呼吸筋に負担をかけ、喘息やCOPDなどの肺疾患リスクを高めます。適切な体重管理は、呼吸器系の健康維持に不可欠です。

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