肥満治療と解決策
米国肥満学会によると、1976〜1980年の米国成人の肥満率は約12.8%でしたが、2000年には30%に上昇しました。肥満はBMIが30以上、過体重はBMIが25〜30、正常体重は18.5〜24.9と定義されます。食事や運動など生活習慣の改善でBMIを下げることが可能です。まずは医師と相談し、適切なプランを立てましょう。
運動
定期的な運動は健康的な体重維持に不可欠です。糖尿病、高血圧、骨粗鬆症、心臓病の予防にも役立ちます。運動経験が少ない場合は、無理せず徐々に始めましょう。目的地まで車を遠くに止めて歩く、エレベーターの代わりに階段を使う、まずは速歩から時間を計測し徐々に延長するなどが効果的です。体力がついたらランニングや縄跳びなどの有酸素運動に挑戦し、必ずストレッチを行いましょう。運動が苦手な方は、テニス、サイクリング、エアロビクス、ダンス、ハイキング、園芸など、楽しめる活動を見つけてください。
食事の置き換え
食事日記をつけて現在の食習慣を評価しましょう。何を、いつ、空腹時に食べたかを書き留め、改善点を見つけます。一度に全てを変える必要はありません。小さな置き換えから始めます。朝食のペストリーの代わりにオートミールにフルーツとシナモンを添える、スナックは塩分無添加のナッツにする、砂糖入り飲料は緑茶・水・野菜ジュースに置き換えるなど、毎日1つの新しい置き換えを試みましょう。
栄養
体重減少はカロリー制限と運動だけでなく、必要な栄養素を十分に摂取することも重要です。マルチビタミンに加え、全粒穀物(オートミール、玄米、全粒小麦)、果物(リンゴ、オレンジ、グレープフルーツ、イチゴ)、野菜(ブロッコリー、ニンジン、エンドウ、ほうれん草)、ナッツや豆類(アーモンド、レンズ豆)を積極的に取り入れましょう。また、乳製品は低脂肪または無脂肪のものを選び、赤身肉は脂肪の少ない部位を、鶏肉や魚も適切に摂取してください。
肥満手術(バリャトリック手術)
もう一つの選択肢として、医師に肥満手術について相談することが挙げられます。手術は主に「制限型」と「吸収阻害型」の2つに大別され、制限型(胃バンドや胃縮小手術)は摂取量を減らし、吸収阻害型は栄養吸収を制限します。両者を組み合わせた手術もあります。手術は魔法の解決策ではなく、術後の食事や生活習慣の徹底的な管理が必要です。担当外科医と術後の調整や必須の生活改善について十分に話し合いましょう。
