強迫的スキンピッキングの治療法

強迫的スキンピッキング(Dermatillomania)は、衝動制御障害の一種で、本人は無意識のうちに皮膚をむしる行為を繰り返します。主な動機は、自己鎮静、刺激への渇望、または完璧主義です。本稿では、薬物療法、心理療法、自然療法の3つのアプローチを紹介します。

薬物療法

強迫的スキンピッキングに対しては、強迫性障害(OCD)と同様の薬が処方されます。代表的な選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)には、フルオキセチン(プロザック)、フルボキサミン(ルボックス)、セルトラリン(ゾロフト)、パロキセチン(パキシル)、エスシタロプラム(レクサプロ)、シタロプラム(シレクサ)などがあります。また、モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)として、ナーディルやパルネートも使用されることがあります。

心理療法

認知行動療法(CBT)の中でも、以下の手法が有効とされています。

  • ハビットリバーサルトレーニング(HRT):リラックス法や筋肉の制御を学び、皮膚をむしる衝動を抑える。
  • セルフモニタリング:むしる行動を記録し、自己認識を高めることで頻度を減少させる。
  • 刺激コントロール(SC):環境中のトリガーを把握し、衝動が起きにくい状況を作る。
  • 代替行動(Competing Response):手を使う別の動作(例:握りボール、編み物)でむしる行為を置き換える。

自然療法

ビタミンB群のイノシトールは、脳内のセロトニン濃度を上げる作用があり、OCD関連の衝動を抑える可能性があります。イノシトールのサプリメントを適切な量摂取することで、スキンピッキングの衝動が軽減されることがあります。

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