痛みの原因とは何か?

人体は痛みというシグナルで、現在の問題や起こりうる問題を警告します。痛みの原因は実に多岐にわたり、体のどこにでも現れます。原因不明の痛みが3日以上続く場合は、早めに医師の診察を受けましょう。

怪我

筋肉、靭帯、腱、筋膜、軟部組織の痛みは、緊張や過度使用、外傷が主な原因です。スポーツや運動などの激しい活動は、筋肉や周囲組織を緊張させ、痙攣や痙縮を引き起こします。マッサージやストレッチは、外傷による筋肉痛の軽減に有効です。また、脱水も全身の痛みを招くため、激しい活動の前後・最中に十分な水分補給を心がけましょう。

ウイルス感染

インフルエンザなどの感染症は、全身に痛みをもたらします。ウイルスに感染した細胞は炎症性サイトカインを大量に産生し、体内に炎症と痛みを引き起こします。さらにウイルスは神経終末を攻撃し、広範囲の痛みを誘発します。サイトカインや活性酸素は、加齢性疾患や偏った食生活でも増加し、慢性的な痛みの原因となります。

成長痛

3〜5歳、8〜12歳の子どもにみられる成長痛は、骨の成長そのものが痛みを引き起こすかは不明ですが、主に筋肉に痛みが現れます。温熱療法やマッサージで緩和しやすく、診断は他の原因が除外された場合に行われます。痛みが強く触れられたくない様子や、毎日のように痛みが続く場合は医師の診察が必要です。

関節炎

関節炎は100種類以上あり、痛み、炎症、関節のこわばりを伴います。主なものは変形性関節症とリウマチ性関節炎です。変形性関節症は関節の変性に伴う中心的な痛みが特徴です。リウマチ性関節炎は全身に炎症を起こし、関節痛や発熱、インフルエンザ様症状を伴います。原因は不明ですが、遺伝的要因や免疫機能の異常が関与すると考えられています。全身性エリテマトーデス(SLE)など他の自己免疫疾患も関節痛や発熱、皮疹を伴います。

医療処置・薬剤

多くの医療処置や薬剤は副作用として全身の痛みを引き起こすことがあります。インフルエンザワクチンや破傷風ワクチン接種後の痛みは一般的です。鍼や化学療法なども一時的に筋肉痛や関節痛を生じさせますが、処置や投薬を中止すれば症状は徐々に軽減します。

痛みが3日以上続く、または急激に悪化する場合は、速やかに医療機関を受診してください。

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