指が寒くなるときの激しい痛みとベータ遮断薬の活用法
指が寒くなり、激しい痛みを感じる場合、レイノー現象(レイノー病)の可能性があります。痛みとともに指先が白くなることが特徴です。治療法として、血管を拡張し血流を改善するベータ遮断薬が用いられます。
ベータ遮断薬
メイヨークリニックによると、ベータ遮断薬はレイノー現象の治療に使用されます。心臓病や高血圧の治療薬としても広く用いられ、代表的な薬剤はインデラール(プロプラノロール)です。ベータ遮断薬はアドレナリンやノルアドレナリンが神経のβ受容体に結合するのを阻害し、血管を拡張させます。
レイノー現象
レイノー現象では、皮膚の色が白→青→赤に変化します(青色は必ずしも現れません)。原因が他の疾患に起因しない場合は「一次性」、基礎疾患がある場合は「二次性」と呼ばれます。寒冷やストレスに反応して指や足の血管が過度に収縮し、しびれやチクチク感が生じます。血流が回復すると、腫れやうずき、赤みが現れることがあります。
ベータ遮断薬の種類
処方されるベータ遮断薬の種類により、遮断するβ受容体が異なります。例えばラベタロールは血管拡張を主な効果とします。選択的ベータ遮断薬は主に心臓のβ1受容体を遮断し、呼吸器への影響は少ないです。一方、非選択的ベータ遮断薬(例:インデラール)はβ1とβ2受容体の両方を遮断し、血管・気道・心臓に作用します。
専門家の見解
レイノー現象の患者には、血管を拡張し小血管を開くカルシウム拮抗薬が有効とされています。また、α遮断薬は血管を収縮させるノルアドレナリンの作用を抑制します。
その他の治療選択肢
血管拡張剤も有効です。例えばニトログリセリン軟膏は血管を緩めます。高血圧薬、バイアグラ(シルデナフィル)、プロスタグランジン、抗うつ薬のフルオキセチン(プロザック)なども血管拡張作用があります。
