灯油誤飲の危険性

灯油誤飲の危険性

灯油は調理や暖房、キャンプや農村部での携帯灯として広く利用されていますが、炭化水素でできているため、飲み込んだり吸い込んだり皮膚に付着したりすると極めて有毒です。早急な医療処置がなければ、重篤な障害や死亡につながります。

呼吸器症状

呼吸器は最初に影響を受けやすい部位です。吸入すると喉の腫れ、咳、呼吸困難が起こります。15分以内に化学性肺炎や細気管支肺炎が発症し、咳、息切れ、発熱を伴います。吸入した場合は直ちに新鮮な空気へ移動してください。

神経系症状

軽度の症状としてめまい、立ちくらみ、ふらつき、眠気、脱力感があります。重症例では意識低下、頭痛、痙攣、失神が見られ、視力がぼやけることが1週間続くこともあります。

心血管症状

血圧の急激な低下、強いめまい、失神、胸部の灼熱感などが起こることがあります。

消化器症状

飲み込むと胃や食道に焼けるような痛みが生じ、嘔吐時に血液が混じることや血便が出ることがあります。毒素を除去し、さらなる刺激を防ぐために胃洗浄が行われることが多いです。

皮膚症状

皮膚に付着すると刺激、やけど、皮脂の除去(脱脂)により重度の乾燥や脱水、蒼白が起こります。患部は大量の冷水またはぬるま湯で最低15分間洗い流し、必要に応じて弱い石鹸で残留刺激物を除去してください。

緊急対応:灯油を誤って飲み込んだ、または吸入した疑いがある場合は、すぐに救急医療を受けてください。早期の処置が予後を大きく改善します。

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