サルモネラ感染症の治療と対策
サルモネラは卵、鶏肉、牛肉、生野菜や果物などに混入しやすい細菌で、食中毒の主要な原因とされています。
症状と診断
サルモネラに感染すると、曝露後12〜72時間で発熱、寒気、腹部痙攣、嘔吐、下痢、頭痛などの症状が現れます。通常は4〜7日間続き、自然に回復することが多いですが、幼児・高齢者・基礎疾患を持つ人では重症化するリスクがあります。菌が血流に乗ると全身に影響を及ぼすことがあります。
症状は他の食中毒やウイルス性胃腸炎と類似するため、確定診断には便培養が必要です。
抗生物質による治療
症状が重く、合併症のリスクがある場合は医師に相談し、抗生物質治療を検討します。主な薬剤はシプロフロキサシン、トリメトプリム、アンピシリンなどです。ただし、近年は耐性菌の増加が報告されており、治療が難しいケースもあります。
その他の治療法
激しい下痢による脱水症状が見られる場合は、点滴による水分・電解質補給が必要です。また、一部の患者ではサルモネラ感染がレイター症候群(関節炎・結膜炎・尿道炎)を引き起こすことがあり、ステロイドや関節炎薬、理学療法で対処します。
下痢止めの使用は、症状を長引かせる可能性があるため、医師の指示のもとで使用してください。
