鉄中毒の見つけ方と対処法
鉄中毒は、サプリメントの過剰摂取が主な原因です。子どもが錠剤をキャンディと勘違いして飲み込むケースや、ヘモクロマトーシスなどの疾患で体内に鉄が蓄積される場合もあります。
鉄中毒のチェックポイント
- 摂取量の把握
元素鉄で10〜20 mg以上で毒性が現れ、40 mgを超えると重度中毒となります。子どもでは5錠程度で危険です。 - 早期観察と連絡
摂取後6時間以内に症状が出やすいため、疑いがある場合は速やかに医師または毒物情報センターへ連絡してください。 - 初期症状の確認
嘔吐・下痢・腹痛といった胃腸刺激が最初の段階です。嘔吐物や便に血が混じることもあり、脱水症状にも注意が必要です。 - 重篤症状の警戒
大量摂取により意識障害、痙攣、昏睡が現れ、心拍数の増加や肝不全といった心血管系の症状へ急速に進行することがあります。 - 二次症状の認識
初期の嘔吐・下痢が収まっても、摂取後4〜12時間で体内に鉄が吸収され、症状が再燃することがあります。危険が去ったように見えても注意が必要です。 - 長期的な経過観察
肝臓障害や胃粘膜の損傷は摂取から最大6週間続くことがあります。疑いがある場合は早期治療を受け、経過観察を続けてください。
