ロベノックス(Lovenox)ブリッジ療法の手順と注意点
ロベノックス(Lovenox)ブリッジ療法とは
ワルファリンは血液凝固を抑える薬ですが、手術前に服用を続けると出血リスクが高まります。そのため、手術前に一時的にロベノックス(低分子量ヘパリン)に切り替えて血栓形成を防ぎつつ出血リスクを低減します。この方法をブリッジ療法と呼びます。
必要なもの
- ロベノックス(プレフィルシリンジ)
- アルコール綿
- 針廃棄用容器
- ブリッジ療法指示書
手順
ワルファリンとロベノックスに関する情報を集め、質問リストを作成します。薬局や医師に相談し、手術の2〜3週間前に受診予約を入れましょう。
受診時に質問リストを持参し、医師の説明をメモできる人を同伴すると便利です。医師はブリッジ療法の必要性、リスク・ベネフィットを説明し、ワルファリン停止時期とロベノックス開始時期を記載した指示書を渡します。ロベノックスの処方箋も受け取り、治療開始前に調剤しておきます。ロベノックスは室温保存のプレフィルシリンジで、投与量は体重に応じて決定されます。
ロベノックス自己注射の方法を学びます。皮下に小さな針で投与し、1日2回(12時間間隔)が一般的です。診療所の看護師が実演し、指示書と練習時間を提供します。注射部位のローテーションや針の刺入位置も指導されますので、初めてでも安心できるように練習しましょう。
指示書通りに正確に実施します。通常、手術の4〜5日前にワルファリンを中止し、血液検査で薬の残存を確認します。ワルファリン停止後1〜2日目からロベノックス注射を開始します。指示書は見やすい場所に貼っておき、指示を守らないと血栓ができるリスクがあります。疑問や問題があればすぐに医師に連絡してください。
出血などの合併症が起きたら速やかに医師へ連絡します。主な注意サインは、倦怠感、意識混濁、失神、黒色便、異常な出血や止まらない出血です。
