Hydroxyz HCL(ヒドロキシジン)の使用目的と効果
Hydroxyz HCL(ヒドロキシジン)は、商品名シトリジンやレボセトリジンとして販売されている抗ヒスタミン薬です。主に蕁麻疹や季節性アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状の緩和に使用されますが、全般性不安障害(GAD)の治療にも有効であることが示されています。
全般性不安障害(GAD)
-
2010年12月に発行された「Cochrane Database of Systematic Reviews」では、ヒドロキシジンの安全性と有効性を評価するために39件の臨床研究をレビューしました。結果として、プラセボよりも効果が高いと示す研究があるものの、ベンゾジアゼピンやブスピロンなど他の標準治療と比較した十分なエビデンスは得られませんでした。また、眠気の副作用が他の薬剤よりも頻繁に報告されました。
季節性アレルギー性鼻炎
-
2010年8月の「Archives of Otolaryngology and Head and Neck Surgery」に掲載された研究では、レボセチリジンジヒドロ塩酸塩(商品名レボセトリジン)と、一般的に使用されるルパタジンフマル酸塩(RAF)を2週間比較しました。両薬剤ともアレルギー反応に関与する免疫細胞数を低下させましたが、症状緩和の効果はRAFの方が優れていると結論付けられました。
慢性蕁麻疹
-
同年8月の「Chinese Journal of Integrated Medicine」に掲載されたランダム化比較試験では、シトリジン(商品名)を投与した群とプラセボ群を比較しました。120名を対象とした結果、シトリジン群では73%が症状改善を示し、プラセボ群の48%に比べ有意に高い効果が確認されました。
草アレルギー
-
2010年3月の「Annals of Allergy, Asthma and Immunology」に掲載された研究では、レボセトリジン5mgを1日1回投与した群とプラセボ群を比較しました。287名の被験者のうち、薬剤群では症状改善が顕著に見られ、14%のみが軽度の副作用を報告しました。著者らは、レボセトリジンがプラセボよりも有意に効果的で、耐容性も良好であると結論付けました。
