過剰な体毛の治療法と薬剤
個人差はありますが、男女で毛の成長パターンは大きく異なります。過剰な体毛は特に女性にとって悩みや恥ずかしさの原因になることが多いですが、適切な治療を行うことで改善が期待できます。
重要性
多くの女性は顔や顎、胸、腹部にごく少量の毛が生えますが、これが濃く黒くなると「多毛症(ヒルスティズム)」と呼ばれます。男性では同様の毛の分布は一般的です。
考慮すべき点
多毛症自体は健康に害を及ぼすものではなく、遺伝的要因が関与することが多いです。しかし、見た目に対するコンプレックスや羞恥心から精神的な負担を抱える人も少なくありません。
原因
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などのホルモンバランスの乱れ
- 副腎腫瘍やクッシング症候群、先天性副腎過形成、卵巣の過剰テストステロン産生
- 特定の薬剤(テストステロン、ダナゾール、アナボリックステロイド、グルココルチコイド、シクロスポリン、ミノキシジル、フェニトイン)
治療法
- 経口避妊薬:毛の成長抑制に効果がありますが、効果が現れるまで数ヶ月かかることがあります。
- 抗アンドロゲン薬(スピロノラクトンなど):男性ホルモンの作用を抑えることで毛の減少を促します。
過剰体毛(多毛症)
年齢・性別・人種に対して正常範囲を超える毛の増加を「多毛症(ハイパートリコシス)」と呼びます。全身に広がることもあれば、限局した部位に現れることもあります。先天的に生まれつきの場合や、後天的に発症する場合があります。主な対策は脱毛です。
専門家の見解
腫瘍やがんが原因の場合は外科手術、化学療法、放射線療法が必要です。薬剤性の多毛は該当薬の中止で改善することがあります。摂食障害(神経性無食欲症)に伴う多毛は、心理療法が有効とされています。
