フェンタニルは脂溶性ですか?
フェンタニルは、主にがん患者の疼痛管理に用いられるオピオイド系鎮痛薬です。非常に脂溶性が高く、強力な作用を示します。
溶解性
フェンタニルのオクタノール/水分配係数は 9550 で、極めて脂溶性が高いことを示します。比較としてモルヒネの分配係数は約 6 です。
利点
脂溶性が高いため、血液脳関門を迅速に通過し、効果が即座に現れます。その分作用時間は比較的短くなります。
適応
がんに伴う慢性疼痛の管理に使用され、他のオピオイドに対して耐性ができた患者に処方されます。
副作用
呼吸抑制(呼吸が浅く弱くなる)、倦怠感、混乱、手足の冷感などが報告されています。顔・唇・舌の腫れはアレルギー反応の可能性があります。
相互作用
アプレピタント、ジルチアゼム、ベラパミル、クラリスロマイシン、エリスロマイシン、フルコナゾール、フォサムプレナビルなどと相互作用し、作用が増強または減弱することがあります。
注意点
MAO阻害薬を使用中の患者は、フェンタニル投与前に最低 14 日間の間隔を置き、体内からMAO阻害薬が完全に除去されるのを確認する必要があります。
