テラトゲンとは何か?

テラトゲンとは、胎児や胚の発育を阻害する可能性のある物理的、化学的、または生物学的な要因のことです。テラトゲンにさらされると、身体的な奇形や知的障害、機能的な障害など、さまざまな先天性異常が生じることがあります。

代表的なテラトゲン

アルコール:妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群(FAS)を引き起こすことがあります。成長遅延、顔面奇形、知的障害、行動問題などが典型的な症状です。

タバコの煙:タバコ煙には4,000種以上の化学物質が含まれ、胎児に有害です。妊娠中の喫煙は流産、早産、低体重児のリスクを高め、呼吸器系や学習・行動面での障害をもたらす可能性があります。

違法薬物:コカイン、ヘロイン、メタンフェタミンなどは胎盤を通過し、胎児に直接影響します。成長遅延、早産、神経管欠損などの先天性異常を引き起こすことがあります。

特定の医薬品:サリドマイドやイソトレチノイン(商品名:アキュテイン)などは妊娠中に使用すると重篤な先天性異常を招くことが知られています。妊娠を計画している場合は、必ず医師に服用中の薬について相談しましょう。

環境汚染物質:鉛、水銀、農薬などの有害物質は胎盤を通過し、胎児の発達に悪影響を及ぼします。発達遅延、学習障害、行動問題などが報告されています。

妊娠中にできる対策

妊娠中、または妊娠を計画している場合は、テラトゲンへの曝露を極力避けることが重要です。禁酒・禁煙はもちろん、医師と相談しながら安全な薬剤の使用を心がけ、環境中の有害物質にも注意しましょう。

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