白癬(リングワーム)はどこから発生したのか?

リングワームは、かつて虫が原因と考えられたことからその名が付けられましたが、実際には皮膚や爪、毛髪に感染する真菌感染症です。感染部位に円形の発疹が現れることが多く、時にはただの発疹として現れることもあります。感染力は高いものの、適切な治療法が多数存在します。

起源

リングワームは1800年代にさかのぼります。当時は原因や治療法がほとんど分かっておらず、感染力が高いことだけが知られていました。拡散防止のために患者は隔離され、特に衛生状態の悪い貧困層で多く見られました。1840年代に最初のリングワーム菌が同定されましたが、本格的な研究は第二次世界大戦中、米軍が南太平洋の湿潤環境で大量に罹患したことをきっかけに1940年代に始まりました。

原因

リングワームは「皮膚糸状菌(dermatophytes)」と呼ばれる数種の真菌が原因です。これらは皮膚の表層に存在するタンパク質ケラチンや爪、毛髪に寄生します。動物や土壌にも生息し、湿度が高く湿った環境を好むため、股間や足の指の間など皮膚のしわに感染しやすくなります。感染経路は人から人、動物から人、土壌から人への接触など多岐にわたり、感染した動物に触れるだけでも罹る可能性があります。

症状

リングワームの症状は、かゆみを伴う発疹や、皮膚が乾燥して鱗屑ができる、あるいは湿った状態で潰瘍ができるなど様々です。感染部位によって外観が異なり、股間のかゆみ(股部白癬)や足指の間のかゆみ(足白癬)が代表的です。手、爪、腕、脚、顔、首、頭皮にも現れることがあります。

治療法

治療は主に患部に塗布する抗真菌クリームで行います。使用方法は包装の指示や医師の処方に従ってください。外用薬で効果が不十分な場合は、経口抗真菌薬が処方されます。治療を怠ると真菌が膿を持ち、二次感染により抗生物質が必要になることがあります。

予防策

リングワームの予防には、ロッカールームや共同浴場でスリッパを着用する、皮膚と皮膚が接触した後にすぐにシャワーで洗う、他人のくしやブラシを使用しない、靴下や下着を頻繁に交換する、入浴後はしっかり乾かす、ペットが毛が抜けるなどの症状がある場合は獣医に検査してもらうことが有効です。

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