白癬(リングワーム)の症状と影響
白癬は、皮膚を侵す真菌感染症で、足白癬と同様の菌が原因です。重症例はまれですが、放置するとさまざまな不快症状が現れます。
発疹(輪状の赤み)
白癬の特徴的な症状は、中心が正常な皮膚で囲まれた赤い斑点が輪状に広がる発疹です。症例によっては複数の円が重なり合ったり、体の別部位に同時に現れます。発疹は乾燥して鱗状になったり、水疱ができて滲出することもあります。感染拡大を防ぐため、患部は覆っておくことが推奨されます。
かゆみ
発疹部は強いかゆみを伴うことが多く、掻くほどかゆみが増します。かゆみが強いと痂痂(かさぶた)や出血を引き起こすことがあります。掻きむしりを防ぐために、かゆみ止めの外用薬を使用すると効果的です。
脱毛
頭皮やひげ、体毛が多い部位に白癬が感染すると、毛が抜けてはげ斑ができることがあります。毛が多いと治療が難しくなるため、脱毛が見られたら皮膚科を受診しましょう。
スポーツへの影響
白癬は接触感染しやすく、特に汗が多く湿った環境で増殖します。レスリングや格闘技など皮膚の接触が頻繁な競技では感染リスクが高く、感染すると競技や練習を中断せざるを得ません。大会では皮膚チェックが行われ、白癬が認められた場合は出場が認められません。
その他の影響
皮膚の色が薄くなったり濃くなったりする色素沈着の変化が起こることがあります。また、指や足の爪に感染が広がると爪が厚くなったり、黄色く変色したり、割れやすくなることがあります。市販の薬で改善が見られない場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
