関節炎と乾癬(関節症状を伴う乾癬)の関係とは

関節炎と乾癬の概要

関節炎を伴う乾癬は、関節と皮膚の両方に炎症が起こる慢性疾患です。炎症は、怪我やストレス、感染などに対する体の防御反応で、発熱・疼痛・紅斑・腫脹(組織液が漏れ出すことで関節や軟部組織が膨らむ)といった症状を引き起こします。

主な症状

関節の痛みとこわばり

特に手指、足指、脊椎の小関節に多く見られます。症状の程度や出現部位は人それぞれで、数日から数週間続く急性の flare‑up(症状悪化)から、慢性的に続く場合、さらには関節変形や可動域の制限へと進行することもあります。

腫脹(むくみ)

痛みとともに軟部組織が腫れることがあります。関節炎の腫脹は長時間持続し、触れるとスポンジ状に感じられるのが特徴です。これは、単なる腱炎(痛みのみ)と区別する重要な所見です。

皮膚症状

乾癬の典型的な赤くて鱗屑(うろこ状)の斑点が全身に現れますが、特に肘、膝、頭皮、下背部に多く見られます。

爪の異常

爪が凹凸になる(点状凹み)、変色、肥厚するなどの変化が起こります。

病態と進行

関節炎を伴う乾癬は軽度から重度まで幅広く、場合によっては関節破壊や機能障害につながります。根本的な治癒法はありませんが、適切な治療により症状の緩和と関節損傷の予防が可能です。

治療のポイント

・抗炎症薬や免疫抑制剤で炎症をコントロール
・皮膚の乾癬治療と併用し、全身的な症状を総合的に管理
・リハビリテーションや運動療法で関節機能の維持を図る

発疹 - 関連記事