肺にエアバッグはありません – 肺胞の役割を解説
肺にエアバッグはない
映画や漫画で「肺にエアバッグがある」と表現されることがありますが、実際の人体にはエアバッグは存在しません。
ガス交換を担うのは肺胞(アルベオリ)
肺の内部は無数の小さな袋状構造、すなわち肺胞(アルベオリ)で満たされています。これらは表面積が非常に大きく、血液中の酸素と二酸化炭素の交換を効率的に行います。
吸気時に空気は気管から肺胞へと流れ込み、酸素は肺胞壁を通って毛細血管へ拡散します。一方、二酸化炭素は血液から肺胞へ移動し、呼気として体外に排出されます。
肺胞の特徴
- 直径約0.2 mmの微小な袋
- 総表面積は約70 m²に相当
- 薄い壁(1層の上皮細胞)でガス拡散が容易
このように、肺の「エアバッグ」の役割は実際には肺胞が担っており、エアバッグという装置は存在しません。
