酸素不足を引き起こす肺の危険なガス交換状態とは?
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)とは
ARDSは、肺の肺胞に液体がたまり、酸素が血液へ十分に供給されなくなる重篤な肺疾患です。呼吸不全に至る可能性があり、迅速な診断と治療が必要です。
主な原因
- 敗血症(全身感染)
- 肺炎
- 外傷や手術後の合併症
- 誤嚥(胃内容物の吸引)
代表的な症状
- 息切れや呼吸困難
- 速い呼吸(頻呼吸)
- 血中酸素濃度の低下(低酸素血症)
- 意識障害や混乱
治療と管理
ARDSの治療は主に呼吸管理と全身的なサポートに焦点を当てます。
- 人工呼吸器による機械的換気(適切な酸素供給と肺保護換気)
- 体位変換(俯臥位)で肺の換気・血流を改善
- 原因疾患の治療(抗菌薬、外科的処置など)
- 必要に応じた血流管理や栄養サポート
早期の介入と多職種チームによる包括的ケアが予後改善に重要です。
