アスベスト肺症(アスベスト症)とは何か?

アスベスト肺症とは

アスベスト肺症は、微細で針状のアスベスト繊維を吸入することにより起こる肺の線維症です。繊維が肺に蓄積すると炎症や瘢痕化が進行し、時間とともに重篤な進行性肺疾患へと発展します。

主な症状

  • 息切れ
  • 喘鳴(ぜんめい)
  • 咳嗽(せき)
  • 胸部痛
  • 倦怠感
  • 体重減少
  • 食欲不振
  • 嚥下困難
  • 声のかすれ
  • 指先の爪が丸くなる(デジタルクラブリング)

診断方法

以下の検査を組み合わせて診断します。

  • 胸部X線検査
  • 肺CTスキャン
  • 肺機能検査
  • 肺組織生検

治療法

根本的な治癒法はありませんが、症状緩和と進行抑制を目的に以下の治療が行われます。

  • 酸素療法
  • 気管支拡張薬
  • ステロイド薬
  • 肺移植(重症例)

予防策

アスベストへの曝露を防ぐことが最も重要です。アスベストは建材、断熱材、ブレーキライニングなどに含まれています。作業時は以下の対策を徹底しましょう。

  • 適切な防塵マスクや呼吸用防護具の着用
  • 作業場の換気と湿潤作業による粉塵抑制
  • アスベスト含有製品の取り扱いを最小限に抑える

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