肝硬変患者に見られる羽ばたき震え(アステリキシス)とは?

羽ばたき震え(アステリキシス)とは

羽ばたき震え(英語: Asterixis、別名フラッピング・トレモア)は、上肢遠位部の筋緊張が一時的に失われる不随意な運動です。手首や指が突然、短く不規則に揺れ、瞬間的に下がったり横にずれたりします。

肝性脳症との関係

この症状は肝性脳症で最も頻繁に見られます。肝硬変などで肝機能が著しく低下し、血中のアンモニアなどの毒素が蓄積すると、脳の神経細胞の働きが障害され、筋緊張や協調運動の制御が乱れます。その結果、羽ばたき震えが出現します。

臨床的意義

羽ばたき震えは肝性脳症の重症度を評価する重要な臨床サインです。出現すれば意識レベルの低下や肝機能悪化が疑われ、速やかな医療介入が必要です。

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