足底の踵骨エンテソフィートとは?

部位

足底踵骨エンテソフィートは、足底の腱が踵骨(かかとの骨)に付着する部位に新たに骨が形成される状態です。骨の突起は「骨棘(スパー)」と呼ばれ、主に屈筋(flexor digitorum brevis)や外転筋(abductor hallucis)の付着部で起こります。過度の反復牽引が原因と考えられます。

関連要因

全身性関節炎や加齢に伴う骨の活性化が足底踵骨エンテソフィートの発生と関係しています。骨棘がエンテシス(腱・靭帯の付着点)で拡大すると、足底のクッション組織が萎縮し、慢性的な微小外傷や骨膜炎、石灰化が起こります。特に屈筋や足底の堅い組織上で成長しやすいです。

高齢者における実態

62歳から94歳の216名(女性140名、男性76名)を対象に調査したところ、足底踵骨棘を持つ者は119名、アキレス腱棘を持つ者は103名でした。足底棘を持つ人はアキレス腱棘も併発しやすく、性別は結果に影響しませんでした。足の姿勢や現在・過去のかかと痛みも評価対象としました。

調査結果

足底棘は男女ともに一般的ですが、肥満や過去のかかと痛みと強く関連し、足の姿勢とは無関係でした。被験者の95%が肥満で、同じく95%が変形性関節症を抱え、かつ現在または過去にかかと痛みを経験していました。骨棘は、長期間の牽引よりも、踵への垂直圧迫が主因と考えられます。

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