ママに多い肩の回旋腱板トラブル

ママという仕事は、最も大変でありながらも愛おしいものです。しかし、肩の回旋腱板に負担がかかることは避けられません。回旋腱板は肩甲骨に付着する4つの筋肉からなる構造で、外傷や繰り返しの動作で損傷しやすく、特に40歳以上の女性に多く見られます。

回旋腱板の腱炎・滑液包炎

回旋腱板腱炎(俗に滑液包炎やインピンジメントと呼ばれる)は、肩甲骨下部の骨のくぼみにある組織が刺激される状態です。ウェイトトレーニングやボール投げといったスポーツだけでなく、掃除や塗装といった家事の繰り返しでも起こります。スイマーやピッチャーの肩と呼ばれる軽度の炎症で、安静と市販の鎮痛剤で改善することが多いです。

回旋腱板断裂

回旋腱板の断裂は、転倒や急な引っ張りなどの外傷、あるいは腱炎と同様の繰り返し動作が原因で起こります。急性の断裂では、腕を上げたり背後に回すときに強い痛みが走り、外傷が原因の場合は「ポップ音」や違和感を覚えることがあります。

回旋腱板の不安定性

肩の不安定性は先天的に存在する場合や、姿勢の悪さや過度の負荷で徐々に生じます。この状態では回旋腱板が肩を安定させようと過度に働き、炎症や最終的な断裂に至ることがあります。

回旋腱板問題の治療

軽度の炎症や筋肉の過緊張であれば、安静と氷冷が基本です。1日3回、15〜20分間患部を冷やし、必要に応じてスリングで肩を休めましょう。痛みや炎症が強い場合は、医師に相談し鎮痛・抗炎症薬の使用を検討してください。

断裂が確認された場合は、理学療法や場合によっては手術が必要になることがあります。専門医と相談し、最適なリハビリプランを立てることが重要です。

回旋腱板問題の予防

長時間休む余裕がないママにとって、予防は最善策です。理学療法士や運動指導士の指導のもと、抵抗バンドを使った肩の筋力強化エクササイズを取り入れましょう。正しい姿勢と適度なストレッチを日常に組み込むことで、回旋腱板のトラブルを未然に防げます。

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