アトラントアキシアル亜脱臼(寛骨・軸椎脱臼)とは?
原因
- 首への強い外傷(事故や外傷)によって起こることが最も多いです。
- 関節リウマチを患う成人でも、頸椎の不安定化により発症することがあります。
- 肺炎などの重篤な呼吸器感染症、頸椎手術後、先天的な筋肉や結合組織の緊張低下(例:ダウン症)も原因となります。
症状
- 首がねじれたように見えることがありますが、全員に当てはまるわけではありません。
- 頻繁な頭痛や頸部の痛みが典型的です。
- 軽度の場合は症状がほとんどなく、本人が気付かないこともあります。
診断
- レントゲン、CT、MRI などの画像検査で頸椎の位置ずれを確認します。
- 診断結果に基づき、医師が最適な治療方針を決定します。
軽症例の対応
- 首の安定性を保つことが主な目的です。
- ソフトカラーやハードカラー(頸椎装具)を装着し、頸部を保護します。
重症例の対応
- 入院し、外科的固定や高度な装具による安定化が必要になることがあります。
- 最も積極的な治療は手術で、脊椎融合術が行われることが多いですが、可動域は制限されます。
- 症例によっては複数回の手術が必要になる場合もあります。
予後
- 軽度の亜脱臼であれば、早期発見と適切な管理により完全回復が期待できます。
- 脊髄が圧迫されている場合は予後が不良で、損傷が不可逆的になることがあります。
- 神経外科医が部分的または全体的な機能回復を試みることがありますが、回復しない場合は永久的な神経障害や最悪の場合は死亡に至ることもあります。
