後弯症(キフォーシス)の長期治療目標
後弯症は背中上部が丸まる変形で、俗に「背中のこぶ」と呼ばれます。高齢者に多く見られますが、若年層でも診断されることがあります。骨粗鬆症や関節炎など様々な原因がありますが、治療の長期目標は原因に関わらず共通です。
慢性的な痛み
- 背骨の強い曲がりや背中のこぶにより、前かがみの姿勢が強いられ、首や肩の筋肉に痛みが生じます。背中を伸ばすことができず、痛みが続くことが多いです。特に高齢者では痛みが生活の質を低下させ、うつや活動制限を引き起こすことがあります。
呼吸機能の低下
- 前かがみ姿勢により胸腔が圧迫され、肺が十分に膨らまなくなります。その結果、酸素供給が不足し、倦怠感やめまい、全身の衰弱を招くことがあります。
身体イメージへの影響
- 外見への不安は若者だけでなく、後弯症の患者全般に見られます。姿勢の乱れは仕事のパフォーマンスや人間関係に影響し、自己肯定感や自信を低下させます。装具、手術、運動療法、理学療法で背筋を強化し姿勢を改善することは、精神的・感情的な健康を高める上で重要です。
以上の課題に対し、長期的には痛みの軽減、呼吸機能の回復、身体イメージの向上を目指し、個別に最適な治療プランを実施します。
