年齢と関係する膝の問題

40歳を過ぎると、膝や関節に痛みや違和感を感じる人が増えてきます。高校サッカーやバイク事故での外傷が原因になることもあれば、単に加齢による自然な摩耗が原因になることもあります。多くの人が骨が直接擦れ合う変形性関節症(OA)に悩まされ、人工膝関節置換手術を受けるケースも増加しています。

変形性関節症(OA)

Dr. Rick Allenによれば、OAは体重がかかる関節に起こる変性疾患です。遺伝的要因や外傷、血管・神経障害、感染症が関節の劣化を促進します。膝の軟骨が損傷すると瘢痕組織に置き換わり、関節が弱くなり、関節液が漏れ出すことがあります。これらが膝の機能低下につながります。

関節リウマチ(RA)

RAは自己免疫疾患で、関節の滑膜が肥厚・肥大します。OAでは滑膜が減少しますが、RAでは逆に増殖し、関節が腫れ上がります。膝だけでなく全身に炎症が波及し、激しい痛みと機能障害を引き起こします。

腱炎(テンドゥナイト)

腱炎は腱の炎症で、過度の使用が主な原因です。特に足が激しく地面に衝突するスポーツ(ジャンパーの膝)では、腱に負担がかかりやすく、年齢とともに回復力が低下します。

半月板損傷(軟骨裂傷)

膝のクッション役である半月板は、捻挫や衝撃で裂けることがあります。裂傷すると衝撃吸収機能が低下し、膝の安定性が損なわれます。重度の場合は関節鏡手術が必要です。

骨壊死(オステオネクロシス)

特に中年女性に多い骨壊死は、骨への血流が途絶えて骨組織が死滅する状態です。ストレス骨折や外傷、骨内圧上昇が血管を圧迫し、血流障害を起こすと考えられています。全身性エリテマトーデス、貧血、肥満、鎌状赤血球症、腎移植後のステロイド治療などの既往がリスクを高めます。

膝の痛みや違和感が続く場合は、早めに専門医の診断を受け、適切な治療やリハビリを行うことが重要です。

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