ダウジャー・ハンプ(背中のこぶ)の定義

概要

背中のこぶ(ダウジャー・ハンプ、医学的には胸椎前弯)は、胸椎が外側に曲がる変形です。主に骨粗鬆症、椎骨骨折、先天性結合組織疾患、姿勢の悪さ、薬剤の副作用などが原因となります。

主な原因

骨粗鬆症

骨密度が低下し骨が脆くなる骨粗鬆症は、圧迫骨折を起こしやすく、胸椎が前方に曲がって背中にこぶができます。特に閉経後の女性に多く見られます。

椎骨骨折

外傷や疾患による椎骨骨折は、脊柱の安定性を失わせ、外側に突出した形状(こぶ)を形成します。

マルファン症候群

結合組織に異常がある先天性疾患で、脊椎を支える組織が弱くなるため、ダウジャー・ハンプが生じることがあります。

姿勢の問題

頭部を前に突き出す姿勢が続くと、靭帯や首の筋肉に負担がかかり、椎間板の変性や関節炎、神経圧迫を引き起こし、上部脊柱が前弯してこぶができます。

薬剤の影響

副腎皮質ホルモンの過剰分泌、プレドニンの長期大量投与、HIV治療薬などは、上背部に脂肪が蓄積し「バッファローハンプ」と呼ばれる形状になることがあり、見た目はダウジャー・ハンプと似ています。

骨格障害 - 関連記事