子どもに多い皮膚真菌感染の主なタイプ
子どもは活発に動き回り、汗や接触が多いため皮膚真菌感染にかかりやすくなります。以下に、子どもに頻繁に見られる代表的な真菌感染とその特徴、予防ポイントをまとめました。
水虫(足白癬)
足指の間にかゆみを伴う発疹が現れ、放置すると爪の下や足底・側面へ広がることがあります。足白癬には主に4つのタイプがあります。
- 間指型:指の間に発疹ができる典型的な形態。
- 潰瘍型:二次的な細菌感染により潰瘍やびらんが形成される。
- モカシン型:足底に鱗屑が広がり、モカシン(靴下)に似た外観になる。
- 水疱型:足の甲に小さな水疱ができ、湿疹様の発疹となる。
股部かゆ(恥部白癬)
高温多湿な股部で真菌が繁殖し、特に男児に多く見られます。上部股部にかゆみが生じ、内腿・臀部・下腹部へ広がることがあります。赤褐色の鱗屑性発疹や水疱を伴うこともあります。
白癬(リングワーム)
体幹や手足に赤く鱗屑が円形に広がる症状です。環状の斑点が特徴で、ステロイド外用薬の使用は症状を悪化させることがあるため避けてください。接触スポーツ、免疫低下、家族歴がリスク要因です。
カンジダ症
酵母菌が爪周辺や体の湿った部位に増殖します。乳児ではおむつかぶれや口腔カンジダが一般的です。女児は思春期以降、膣カンジダなどの酵母感染を起こしやすくなります。清潔な綿素材の下着を着用し、濡れた衣類はすぐに取り替えることで予防できます。
