白癬(リングワーム)の概要と対策
白癬は皮膚、爪、毛髪に存在するケラチンを栄養源とする皮膚糸状菌(Dermatophyte)による感染症です。人や動物は、菌が付着した環境や他者との接触で感染し、円形に広がる赤い発疹が現れます。
特徴
白癬は皮膚の角質層に寄生し、感染部位でコロニーを形成して円形に拡大します。人から人への接触で広がりやすく、特に皮膚が割れやすい部位に発症しやすいです。
診断
リング状に中央が薄く、外縁が盛り上がった発疹は白癬の典型的な形です。かゆみや脱毛を伴うことが多く、疑いがある場合は患部から皮膚のかすを採取し顕微鏡検査で真菌を確認します。
種類
白癬は感染部位により呼称が変わります。
- 足白癬(tinea pedis)…通称「アスリートフット」
- 手白癬(tinea manus)
- 体部白癬(tinea corporis)
- 爪白癬(tinea unguium)
- 頭部白癬(tinea capitis)
- 股部白癬(tinea cruris)…通称「股部痒症」
症状
部位により、発疹・かゆみ・腫れ・紅斑が起こります。毛髪がある部位では円形の脱毛、爪が感染すると爪が肥厚・割れ・変色します。
感染経路と対策
白癬は感染者、動物、土壌、汚染された物品(床・タオル・寝具など)との直接接触で伝染します。スポーツや保育園、ペットとの接触、共有の寝具がリスクです。米国では人口の1〜3%が足指や爪の白癬に罹患していると推定されています。
