アフリカ睡眠病の理解:身体への影響と病期

病原体と感染経路

アフリカ睡眠病は、原虫トリパノソーマ・ブルセイ・ローデシエンセ(T. b. rhodesiense)またはトリパノソーマ・ブルセイ・ガンビエンシス(T. b. gambiense)が原因で、サハラ以南のアフリカに生息するツェツェバエに刺されることで感染します。

病期

血液・リンパ系期(数日〜数か月)

寄生虫は血流とリンパ組織で増殖し、以下のような症状が現れます。

- 発熱
- 頭痛
- 関節痛
- かゆみを伴う皮疹

この段階は症状が軽く、見逃されたり誤診されたりすることが多いです。

神経系期(数週間〜数年)

寄生虫が中枢神経系、特に髄膜や脳脊髄液に侵入し増殖します。主な症状は次のとおりです。

- 激しい頭痛
- けいれん
- 麻痺
- 睡眠障害の進行(病名の由来)
- 性格・行動の変化(イライラ、無関心)
- 手足の震え
- 認知機能の低下
- 首や腋のリンパ節の腫脹
- 意識不明、最終的には死に至ることも

この段階は治療が遅れると致命的となり、早期の診断と適切な治療が不可欠です。

治療と予防

早期段階では、抗トリパノソーム薬が効果的です。神経系期には、血液脳関門を通過できる薬剤が必要となります。また、ツェツェバエに刺されないように防蚊対策を行うことが予防の鍵です。

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