爪手(クロー・ハンド)を引き起こす脳卒中

脳卒中は、発生したタイプや受けた損傷に応じて脳のさまざまな部位に影響を及ぼします。その中には、手の筋肉が麻痺し、爪のように曲がってしまう「クロー・ハンド」症状が現れることがあります。ただし、すべての脳卒中で起こるわけではなく、発症の種類や治療開始までの時間が大きく関わります。

原因

クロー・ハンドは、手の神経系と筋肉群が障害されることで生じます。脳卒中により、運動指令を送る脳のネットワークが損傷し、信号が正しく伝わらなくなるため、手が握り込まれたように曲がります。損傷の程度や脳卒中の持続時間によっては、回復が困難または永続的になることもあります。

脳幹卒中

最も重篤な脳卒中の一つである脳幹卒中は、筋肉の麻痺を引き起こし、クロー・ハンドを生じさせることがあります。さらに、脳幹は心臓や呼吸、消化などの生命維持機能を司るため、クロー・ハンドは他の致命的な症状に比べて二次的な問題にすぎません。

右半球卒中

右半球で起きた脳卒中は、体の左側に影響を及ぼします。左手の筋肉麻痺により、クロー・ハンドが現れることがあります。

虚血性血栓(欠血栓)

米国心臓協会によると、脳卒中の約87%は虚血性血栓が原因です。血栓が脳への血流を遮断し、特定の脳領域に酸素不足をもたらします。この虚血性血栓は、脳幹や右半球の卒中を引き起こし、結果としてクロー・ハンドが発生しやすくなります。

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