脳卒中後の痛みとその対策
脳卒中から回復した方は、軽度から重度までさまざまな痛みを経験します。痛みは常に続くこともあれば、断続的に現れることもあります。スタンフォード大学病院によると、脳卒中サバイバーの約10%が後に重度の痛みを抱えるようになると報告されています。
痛みの種類
- 局所痛:関節や筋肉の緊張・硬直が原因で生じる痛みです。
- 中枢性疼痛:脳卒中サバイバーに多く見られるタイプで、常に痛みがあり、触覚や温度変化で痛みが増すことがあります。
考慮すべき点
- 軽い接触でも痛みや不快感を感じることがあります。
- 感情的なストレス、身体の動き、寒さなどが痛みを悪化させる要因となります。
痛みがもたらす影響
- 慢性的な痛みは、痛みがある部位の使用を避ける原因となり、筋力低下や介護者への依存が進むことがあります。
治療法
- 市販の鎮痛薬は効果が薄いことが多く、抗うつ薬や抗けいれん薬などの処方薬が有効な場合があります。
- 理学療法、温熱療法、ストレッチ運動なども併用して痛みの緩和を図ります。
予防・対策
- 麻痺した腕はスリングやアームレスト、枕でしっかり支える。
- 締め付けの強い衣類は避け、長時間同じ姿勢でいることを避ける。
- 医師や理学療法士の指示に従い、適切に温熱を利用する。
- 痛みを理由にストレッチや軽い運動を中止しない。運動不足は筋痙攣や機能低下を招きます。
