手足の硬直は脳卒中のサインですか?
硬直(しゅうちょく)
脳卒中を経験した人は、手足の筋肉や腱が硬くなったり短くなったりすることがあります。これにより歩行が困難になったり、片側または両側の麻痺、めまい、協調運動障害が生じます。また、手足の脱力感やしびれ、筋肉の痙攣(足首や指のリズミカルな震え)も見られます。
原因
脳卒中は脳への血流が急激に変化することで起こります。血流が不足するタイプは「虚血性脳卒中」、血流が過剰になるタイプは「出血性脳卒中」と呼ばれます。虚血性は血栓や動脈硬化による閉塞が原因で、出血性は血管の破裂や漏れ(外傷や動脈瘤など)が原因です。
誤解と他の原因
手足の硬直は必ずしも脳卒中によるものではありません。硬直性症候群などの神経・自己免疫疾患や、過度の使用、繰り返し動作、栄養不足、外傷などでも起こります。
治療・対策
硬直や痙攣がある場合は、できるだけ活動的に動くことが重要です。ヨガや太極拳など、関節の可動域を広げる運動を1回5〜10分、1日数回行うと効果的です。また、温浴や温熱パッドで筋肉を温めると不随意な動きを緩和できます。脳卒中後の患者には、理学療法によるリハビリテーションが推奨されます。
警告
脳卒中は命に関わる合併症を引き起こす可能性があります。手足の硬直・脱力・しびれに加えて、最近頭部外傷やめまいを経験した場合は、速やかに医師に相談してください。早期治療が遅れると、致命的な結果や不可逆的な脳損傷につながります。
