睡眠中に起こるミニストローク(TIA)のサインとは
ミニストローク(TIA)とは
ミニストローク、または一過性脳虚血発作(TIA)は、数分程度だけ続く短時間の脳血流不足です。症状は出現と同時に消え、通常は1時間以内に収まりますが、症状は本格的な脳卒中と似ており、放置すると重大な脳卒中の前触れとなります。
主な事実
- TIAは血流が一時的に不足するか、血管が一時的に閉塞することで起こります。根本的な原因は、脳へ酸素と栄養を供給する動脈にコレステロールを含むプラークが蓄積することです。
- TIAは将来的に大きな脳卒中を起こすリスクサインとみなされ、数年以内に本格的な脳卒中が起きる可能性があります。
睡眠と脳卒中の関係
米国心臓協会ジャーナルの研究によると、脳卒中(軽度・重度を含む)の13〜44%が睡眠中に発生しています。いびきや日中の眠気、睡眠時無呼吸といった睡眠関連リスクが、睡眠中のミニストロークを誘発することが示されています。
顔面麻痺
ミニストロークの最初のサインは、顔面の片側の感覚が鈍くなることです。目や口が垂れ下がり、顔の筋肉がうまく動かせなくなることがあります。これらの症状は睡眠中に気付かれにくいですが、目覚めた直後に顕在化し、同側の手足の動きが一時的に制限されることもあります。
睡眠時無呼吸
睡眠時無呼吸は、呼吸が一時的に止まる障害で、10秒以上の呼吸停止が夜間に何度も起こります。この状態はTIAのリスク因子とされ、無呼吸発作が起きると半覚醒状態で呼吸困難を感じますが、目覚めた後には記憶が残っていないことが多いです。
嚥下障害
TIAが睡眠中に起きると、嚥下が困難になることがあります。目覚めたときにむせたり息が詰まったりする感覚が現れ、食べ物や飲み物を飲み込むのが難しくなることがあります。
