脳卒中患者とのコミュニケーション方法
脳卒中から回復途中の方は、言語障害(失語症)によりコミュニケーションが困難になることがあります。失語症は、軽度から重度までさまざまな形があり、話す、聞く、読む、書くといった能力が影響を受けます。主なタイプは、受容失語、表出失語、構音障害(ジスアーシア)です。
受容失語の患者は、話し言葉や文字を理解するのが難しいですが、話すことは比較的容易です。ただし、意味が通らないことがあります。表出失語の患者は、言葉を発したり書いたりすることが困難です。構音障害の患者は、発声が遅く、力が入らず、聞き取りにくい特徴があります。思考力は概ね保たれているため、適切な支援で意思伝達が可能です。
必要なもの
- 写真
- 紙
コミュニケーション手順
ゆっくり、はっきりと簡単な文で話しかけます。はい/いいえで答えられる質問を中心にし、長い文や難しい語は避けます。
患者が内容を理解し、返答を考える時間を十分に取ります。
はい/いいえの質問に対して、まばたきやうなずきといった非言語的な反応を促します。
騒音や人混みの少ない静かな場所で会話します。
写真やジェスチャー、表情などの道具を使い、意味が伝わりやすいよう工夫します。
紙に絵や図を描いて視覚的に情報を共有します。
複数人が同時に話さないようにし、1人ずつ順番に話しかけます。複数の声が重なると、患者は会話を追いづらくなります。
