前頭葉脳卒中の症状と影響

脳卒中は年齢に関係なく起こり得る疾患で、脳全体や脳の表層でも発症します。主に脳へ血液を供給する大血管がプラークで詰まり、血流が阻害されることで起こります。前頭葉は大脳皮質の前方に位置し、計画・組織化・問題解決などの高次機能を司ります。前頭葉に起こる脳卒中は、これらの認知・運動機能に様々な障害をもたらします。

重要性

前頭葉は運動機能の制御に加え、意思決定や社会的行動の調整にも関与しています。ここで障害が生じると、日常生活の自立度が大きく低下します。

機能区分

前頭葉は大きく「運動野」「優位側」「前部領域」の三つに分けられます。脳卒中の部位によって現れる症状は異なります。

運動野

運動野が損傷すると、体の反対側に筋力低下や麻痺が生じます。手足はもちろん、顔面や口の筋肉も影響を受け、はっきりとした発話が困難になることがあります。

優位側

右利きの人の場合、左前頭葉が障害されると、書字・会話・ジェスチャーなど、優位側(右手)を使う動作が困難になります。左利きの場合は逆です。

前部領域

前部領域の障害は、衝動的・抑制が利かない行動や、無気力・倦怠感として現れます。社会的なマナーや感情のコントロールが難しくなることがあります。

抽象的動作の喪失

前頭葉の脳卒中は、複数の手順を要する作業や抽象的な計画を立てる能力を低下させます。たとえば、料理の手順を順序立てて行うことや、パーティーの企画を立てることが困難になります。

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