脳卒中の診断方法と初期対応

脳卒中は早期に診断し、迅速に対応することが治療成績を大きく左右します。ここでは、医療従事者が現場で確認できる症状と、実際に行われる主要な検査について分かりやすくまとめました。

脳卒中の可能性がある症状の確認

  1. 体の一部に10分以上続くしびれがないか確認します。しびれに加えて著しい筋力低下がある場合は、特に注意が必要です。

  2. 簡単な質問を投げかけ、答えがはっきりしないか聞き取ります。言葉がつながらない、名前や年齢を忘れるといった症状は脳卒中のサインです。

  3. その人に立ち上がって数歩歩いてもらい、バランス感覚や歩行が正常かどうかを確認します。歩行が不安定な場合も警戒が必要です。

  4. 両腕を同時に上げてもらいます。片方または両方が上がらない、あるいは協調性が欠ける場合は脳卒中の可能性があります。

脳卒中の診断に用いられる医療検査

  1. CTスキャンは最も一般的な診断手段です。虚血性と出血性の両方の脳卒中を正確に映し出し、症状の重さに関わらず情報を提供します。

  2. 必要に応じてMRI(磁気共鳴画像)検査を実施します。特に一過性脳虚血発作(TIA)はCTでは捉えにくいため、MRIが有効です。

  3. 心電図(EKG/ECG)を行い、心臓の状態を評価します。心機能が治療に耐えられるかの確認にも役立ちます。

  4. 症状やCT結果に応じて、経頭蓋ドップラーや頸動脈ドップラー超音波、脳血管造影、パルスオキシメトリなどの追加検査が行われます。

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