脳卒中後のリハビリとエクササイズ

米国国立脳卒中協会によると、脳卒中は米国で3番目に多い死因であり、成人の障害の主要な原因でもあります。脳卒中は血栓が脳への血流を妨げることで起こります。血流が止まる脳の部位により、損傷の種類や体への影響が決まります。脳卒中後は、運動機能、記憶、言語、疼痛などの回復を目指して、理学療法や各種エクササイズが必要になることがあります。

身体機能の回復

国立神経障害・脳卒中研究所(NINDS)によれば、麻痺は脳卒中サバイバーに最も多く見られる障害のひとつです。顔や腕の一部、あるいは体の半分が動かなくなることがあります。

麻痺がある場合、できるだけ多くの運動機能を取り戻すために理学療法やリハビリテーションが必要です。歩行訓練やエアロバイク、シーテッドステッパーなどが行われます。重度の麻痺の場合は、日常生活動作の自立を目指すことが主な目標です。軽度の麻痺や腕だけの麻痺であれば、絵を描く、ボールを握る・投げるなどのエクササイズで筋力と協調性を高めます。

言語・コミュニケーションの回復

脳卒中サバイバーの約25%が何らかの言語障害を抱えます。言葉を作ること、文を理解すること、読む・書くことに困難が生じることがあります。表出性失語症では、考えを他者に伝えるのが難しくなります。

言語療法では、子どもが言葉や文字を学ぶ過程と同様に、画像カードを使って語彙を呼び起こす練習や、唇・舌の運動で発音の微細運動を鍛えるエクササイズを行います。表出性失語症やその他の認知障害がある場合は、代名詞・形容詞・動詞など特定の言語要素に焦点を当てた集中的な練習が行われます。

認知機能のリハビリ

身体のリハビリと同様に、脳もトレーニングが必要です。記憶や機能的領域に損傷がある場合、注意力や視覚空間認識、物体の位置関係を再構築するエクササイズが有効です。例えば、立体パズルやブロックを正しい穴に入れるゲームなどが用いられます。

認知リハビリは脳卒中後できるだけ早く開始することが重要で、発症から1年以内に始めると最も効果が高いとされています。全ての機能が回復するわけではありませんが、失われた能力の多くを取り戻し、日常生活の自立を取り戻すことが期待できます。

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