甲状腺機能亢進症の兆候と症状

甲状腺は頸部に位置する内分泌腺で、ホルモンを生成・貯蔵し血流へ放出します。甲状腺が過剰に働くと、甲状腺ホルモン(チロキシン)が過剰に分泌され、基礎代謝が上がります。これを甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)と呼び、薬剤や他の疾患が原因になることがあります。女性は男性の5~10倍の頻度で発症すると報告されています。症状を把握すれば早期診断が可能で、原因や重症度に応じた治療法が選択できます。

甲状腺腫(ゴイター)

甲状腺が肥大すると首の前部に腫れが見えることがあります。腫瘍や結節ができる場合もあり、頸部の膨らみとして認識されます。

体重変化

代謝が亢進するため、食事や運動量に変化がなくても体重が減少することがあります。場合によっては、摂取カロリーが増えても体重が減ることがあります。稀に体重増加を伴うケースも報告されています。

行動・精神面の変化

情緒不安定になりやすく、イライラや不安感、パニック発作を経験することがあります。また、睡眠障害が出ることも少なくありません。

心臓への影響

心拍数が上昇し、1分間に100回以上になることがあります。頻脈や不整脈、胸の動悸を感じることもあります。

消化管症状

腸の蠕動が活発になるため、便通回数が増え、下痢を伴うことがあります。

その他の症状

発汗増加・熱感覚の過敏、手指の震え(振戦)、筋力低下、倦怠感などが現れます。女性では月経周期の乱れも見られることがあります。

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