甲状腺機能低下はどのような影響がありますか?
甲状腺について
甲状腺は内分泌系の一部で、首の基部に位置します。体内の代謝やたんぱく質の処理を調整する2つのホルモン(T4、T3)を分泌します。甲状腺ホルモンの分泌は、脳にある下垂体が分泌する甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって調節されています。
甲状腺機能低下症(低甲状腺機能)とは
甲状腺機能低下症は、血中の甲状腺ホルモン量が不足する状態です。原因は、下垂体からのTSH分泌低下や、甲状腺自体の炎症(橋本病など)によります。
影響
甲状腺ホルモンが減少すると、全身の代謝率が低下し、エネルギーやたんぱく質の処理が遅くなります。その結果、さまざまな副作用が現れます。
主な症状
低甲状腺機能に関連する症状は47種類以上報告されています。代表的なものは以下の通りです。
- 寒さに対する耐性低下
- 脱毛
- うつ状態
- 皮膚の乾燥
- 便秘
- 食事や運動量に変化がなくても体重増加
治療法
甲状腺機能低下の症状は、薬物療法と生活習慣の改善で効果的に管理できます。レボチロキシンなどの甲状腺ホルモン補充薬が処方され、ビタミン補給、適度な運動、たんぱく質と野菜中心の食事と組み合わせることで効果が高まります。
