甲状腺機能異常と膝関節のトラブル

甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン不足)や甲状腺機能亢進症(過剰)は、直接的または間接的に膝関節の問題と関連しています。ホルモンバランスが乱れると、膝の腫れや疼痛が生じることがあります。

重要性

女性の約5%、男性の約0.5%が甲状腺ホルモン異常による疾患の影響を受けており、さらに約17%は未診断の可能性があります。

甲状腺ホルモンの役割

甲状腺ホルモンは血中カルシウム濃度、脂質代謝、他のホルモン、酸素供給、体重管理、エネルギー代謝など、身体の多くの機能を調節します。ホルモンが過剰または不足すると、全身に影響が及び、膝関節も例外ではありません。

留意点

甲状腺機能低下症は、関節リウマチや手根管症候群といった他の疾患を併発しやすく、これらが重度の関節痛を引き起こすことがあります。

治療法

甲状腺機能低下症には合成甲状腺ホルモンが、甲状腺機能亢進症には抗甲状腺薬や放射性ヨウ素が用いられます。甲状腺の状態が改善すれば、膝関節の症状も軽減することが多いです。

診断のポイント

膝の痛みが甲状腺異常に起因しているかどうかを見極めることが、適切な治療への第一歩です。甲状腺が関与している場合、筋肉痛、便秘または下痢、爪のもろさ、倦怠感、皮膚の乾燥・剥離、髪の毛の薄化、体重変動、血中コレステロール上昇、イライラ、息切れ、神経過敏、手の震え、睡眠障害などの症状が併発することがあります。

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