甲状腺機能低下症をサポートする食べ物

甲状腺機能が低下する状態(甲状腺機能低下症)は、肥満や心疾患、不妊などさまざまな健康リスクを高めます。Mayo Clinic の内分泌専門医トッド・B・ニポルト医師は、食事だけで根本的に治すことはできず、医師の指示に基づく合成甲状腺ホルモンの投与が基本としています。一方で、自然療法を提唱する一部の専門家は、食生活が甲状腺の働きを助ける可能性があると指摘しています。

避けるべき食品

  • 塩分が少なく、十字花科野菜(ブロッコリー、キャベツ、カリフラワーなど)を多く摂る食事は、体内のヨウ素を排出しやすくし、甲状腺機能を低下させる恐れがあります。米国ではヨウ素欠乏が問題視されており、1日あたり150μg のヨウ素摂取が推奨されています。サプリメントでの補充が有効です。

    また、カフェイン、砂糖、揚げ物、白いパンなどの刺激性食品や、加工・精製食品の過剰摂取は甲状腺に負担をかける可能性があります。これらを減らすことで、甲状腺の正常な働きをサポートできるでしょう。

取り入れるべき食品

  • 有機・新鮮な食材を中心に、卵、オート麦、種子類、果物・野菜を積極的に摂取すると、甲状腺機能の改善が期待できます。これらは栄養価が高く、全身の健康にも好影響を与えます。

    ヨウ素が豊富な食材としては、皮付きのジャガイモ、エビ、ツナなどがあります。さらに、ビタミンAはヨウ素の吸収を助けるため、豚肉や七面鳥、にんじん、オレンジ、赤ピーマン、ヤムイモなどのカロテノイドを多く含む食品もおすすめです。

    なお、食事だけで甲状腺ホルモンの代わりになることはありません。医師の指導のもと、必要に応じてホルモン補充療法を継続することが重要です。

甲状腺疾患 - 関連記事