甲状腺機能低下症の人の減量方法
概要
甲状腺機能低下症は、甲状腺が十分なホルモンを産生しない慢性疾患です。代謝が低下し、急激な体重増加や疲労、筋力低下、うつ、髪や爪のもろさなどが現れます。症状を改善し体重を減らすには、まず医師の処方するホルモン補充薬でホルモン産生を正常化し、食事やサプリの調整が必要です。
薬物療法
ホルモン補充療法は代謝を高め、体重減少を促します。代表的な薬剤はレボチロキシン製剤(ユニシロイド、シンセロイド、レボキシル)です。治療は生涯にわたって継続する必要があり、途中で中止すると再び甲状腺機能低下が起こり体重が増加します。副作用として頭痛、睡眠障害、神経過敏、食欲変動などが報告されています。
食事の工夫
ヨウ素を多く含む食品を積極的に摂取し、甲状腺の働きをサポートします。一方、ゴイトロゲンを含む食品は甲状腺ホルモンの吸収を妨げるため避けましょう。ゴイトロゲンが多い食品例はカリフラワー、ブリュッセルスプラウト、ピーナッツ、梨、ケール、カブ、キャベツ、松の実です。推奨する食品はトマト、アスパラガス、ニンジン、ラディッシュ、かぼちゃ、インゲン豆、キノコ、タマネギです。イチゴは少量のヨウ素を含み、魚介類はヨウ素が豊富なので、毎日1回程度の摂取を目安にしてください。また、大豆製品はホルモン吸収を阻害する可能性があるため控えめに。
ビタミン・サプリの注意点
サプリメントは栄養補給に有用ですが、カルシウム・鉄分のサプリやコレステロール低下薬、アルミニウムヒドロキシドを含む制酸剤はレボチロキシンの吸収を妨げ、体重増加につながります。医師の指示があるまで、これらのサプリや薬の摂取は中止しましょう。
