アーマー甲状腺薬と合成甲状腺ホルモンの比較
甲状腺は頸部にある小さな腺で、代謝に関わるホルモンを調整します。機能が低下すると、体重変化、うつ状態、極度の疲労、動悸、体温調節障害などの症状が現れます。甲状腺機能低下症は、合成ホルモン(例:Synthroid)や天然由来のアーマー甲状腺薬で簡単に治療できます。
形態
- アーマー甲状腺薬と合成甲状腺ホルモンは、いずれも処方箋が必要です。市販薬としては購入できません。合成ホルモンのジェネリック医薬品も利用可能です。
成分
- アーマー甲状腺薬は、豚の甲状腺組織を原料としています。乳糖やグルテンは含まれていません。Synthroidは動物性成分を含まず、糖、デンプン、乳糖、タルク、着色料が配合されています。
副作用
- アーマー甲状腺薬および合成ホルモンの副作用は稀です。空腹時に服用するなど指示通りに使用しないと、軽い胃部不快感が起こることがあります。
用量・強度
- 合成ホルモンはマイクログラム(µg)で計量され、アーマー甲状腺薬はグレイン(grain)で計量されます。アーマーの1/4グレインは、Synthroidの18.5〜25µgに相当します。薬剤を切り替える際は、医師が適切な換算を行う必要があります。
ホルモン補充
- 甲状腺は食事から摂取したヨウ素を利用し、T3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)を分泌します。合成ホルモン療法はT4のみを補充し、アーマー甲状腺薬はT3とT4の両方を補充します。
