甲状腺摘出後の体重減少と対策
甲状腺は首に位置し、代謝を司るホルモンの産生を担っています。甲状腺がんや薬物療法で改善しない過活動甲状腺の場合に、甲状腺摘出手術が行われます。摘出後は代謝が低下しやすく、体重減少が難しくなることがあります。
ホルモン補充療法
甲状腺摘出手術後は甲状腺ホルモンが分泌されなくなるため、甲状腺機能低下症となります。この状態は体重増加をはじめとした様々な症状を引き起こすことがあります。
ホルモン補充は術後の回復に欠かせず、適切な甲状腺ホルモン投与は代謝を正常化し、体重減少をサポートします。手術前に医師と補充療法について相談しましょう。
投与量や吸収状態は個人差があります。体重の変化を定期的に確認し、必要に応じてホルモン量や服用タイミングを調整してください。カルシウムやその他のサプリメントがホルモンの吸収を妨げることもあるため、医師に相談しましょう。
バランスの取れた食事
ホルモン補充だけでなく、低カロリーでバランスの良い食事が体重管理には不可欠です。
食事は、全エネルギーの30%をタンパク質、30%を良質な脂質、40%を複合炭水化物から摂ることを目安にしましょう。魚や鶏肉などの脂肪分の少ないタンパク源、オリーブオイルやキャノーラ油などの健康的な脂質、そして野菜・果物・全粒穀物から得られる複合炭水化物が理想的です。白い小麦粉を使用した加工食品はできるだけ避けましょう。
甲状腺摘出後は代謝が低下しやすいですが、食事管理は体重減少にとって重要な要素です。
適度な運動
毎日30分程度の有酸素運動(ウォーキングやジョギングなど)を目指しましょう。時間が足りないときはできるだけ運動し、徐々に30分に近づけていくと効果的です。運動はホルモン補充と組み合わせることで、摂取したカロリーを効率的に消費できます。
